永遠について
我々は、1つ、永遠というものについて宣誓をしよう。
1つ、宣誓をする。
一つの宣誓は、ある人にとってはブラックホールであり、ある人にとっては真空であろう。
前提は宣誓にとってもっとも不可欠であり不毛な事柄だ。それはこの文章を読む全員が、、、そうだ、全員が分かっていると考えて宣誓をしよう。
我々は、恒久的に損なわれず、そして手にすることができない輝きをまとって存在している。
今、根津の駅で隣に座る女がセックスをせがんでうずくまった。
でもそれは欺瞞だ。
我々は、恒久的に損なわれず、それでいて二度と手に入れられぬ輝きをまとっている…。
我々は、そう、我々は、あらゆる哲学者や文学家、すなわち、口に糊をする人間たちを信用しない。
私の宣誓が失効するその瞬間に、我々の宣誓は意味をなすだろう。
我々は不可侵の瞬間を永遠に生きている。そしてこの場に残るのは…痕跡にすぎない。
百億年後の人類に祈る。
我々の思想を読み取りたまえ。
それこそが我々の痕跡なのだ。
千代田線。誰しもがスマートフォンをいじる車両のなかで。
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青春の墓場、あるいは楽園
隅田川のほとりにひっそりと佇む青春荘。
青春荘には夜な夜な多くの大学生が集まり、酒を飲み交わしつつ己が詭弁を垂れ流す。
時には共感し、時には殴り合いながら。
青春荘では何人も裸にならずにはいられないのだ。
ここは青春荘に打ち立てられた哲学の墓場、あるいは楽園。
青春荘の住民とそれに関わる人々の生きた証がただひたすらに記録されている。
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