藤衛門腹切投書

藤衛門かかることに成りしはいとど口惜し事なれどもその因果は病に御隠れ遊ばし殿の追い腹でも御座りますまいと思す声の有りて投書の書き奉りまする兼ねてより藤衛門と剣の鎬の削りし承太郎が言ふ所に依りますると失踪前日も二人剣の稽古を晴海通りが道場に…

KARTE

Sea caught the sun and the particles of watercolor are twinkling. Who can give the name for this, she asked me with some respects. As soon as we took a ship, all particles, even elementary particles seemed to vanish and we run into a black…

郷愁のテーマ

目下広がる河川は夕焼けを讃えていた。トラスに組まれた朱色の鉄骨の群れが猛然と過ぎゆき、活発な振動音が車内にこだまする。橋に差し掛かったのであった。もう数分とせず着く。ホッとするような背筋の伸びるような、奇妙な気分であった。橋を過ぎると途端…

フィリピンのわたあめ屋さん

道を歩いています(本当は)。灰色の道は、カメラで見るならば日に当たっている部分は白いですし、影はその真反対に紫だったり、でも雑草の色まで決めるなら仕方ない(私だけじゃない)。空に星は見つかりません(つまり正午)。そして極めつけるならば、そ…

「生まれたままで」(乃木坂46)における玉虫織り効果

先日学会発表の資料を作成しながら乃木坂46の「真夏の全国ツアー2015」を視聴していた際、印象的だったVTRがある。それは各メンバーが乃木坂46の楽曲から自分が好きな歌詞の一節を呟くというものだった。非常によくできた(本当によくできた)VTRだった。 橋…

神話1 〜 馬

かつて、山は海で雪が川だった。 馬は駆ける生き物だから、とくに山から愛されていた。ギムアクは馬を捕まえて尋ねた。 お前は首を切り落とされるか足を切り落とされるかどちらかを選べ。さもないと頭を空に突っ込んでお前の社に雷を落とすぞ。 馬は座り込む…

雑説1-ugiからagakへ

M

「ふん、君はこの国でも市民になる資格を持つてゐる。……時に君は社会主義者かね?」 僕は勿論 qua(これは河童の使ふ言葉では「然り」と云ふ意味を現すのです。)と答へました。 芥川龍之介 「河童」より こんにちは!初投稿ということで、自己紹介をしたい…

アルジェリア神話

アルジェリア神話に対する三つの試論。 (注)これらはS, Z, Hの三名により、15分という時間制限の中で書かれた。

永遠について

S

我々は、1つ、永遠というものについて宣誓をしよう。 1つ、宣誓をする。 一つの宣誓は、ある人にとってはブラックホールであり、ある人にとっては真空であろう。 前提は宣誓にとってもっとも不可欠であり不毛な事柄だ。それはこの文章を読む全員が、、、そ…

青春の墓場、あるいは楽園

H

隅田川のほとりにひっそりと佇む青春荘。 青春荘には夜な夜な多くの大学生が集まり、酒を飲み交わしつつ己が詭弁を垂れ流す。 時には共感し、時には殴り合いながら。 青春荘では何人も裸にならずにはいられないのだ。 ここは青春荘に打ち立てられた哲学の墓…

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