アルジェリア神話
アルジェリア神話に対する三つの試論。
(注)これらはS, Z, Hの三名により、15分という時間制限の中で書かれた。
①
a.
拾った缶詰で人差し指の爪が割れた。
oh!アルジェリア、ワンダフルアルジェリア
トイレの標識はLGBTには世知辛いね
oh!アルジェリア、ワンダフルアルジェリア
b.
あるいは、緑しかし走る
or, green but run.
c.
トゥルクメヒスタン
トゥルクメニスゥタン
トゥルクメニスゥタット
マヌカット
マスカット
恵比寿マスカッツ
d.
ルンバが床をなで、あるいは私はパーカーを着る。
?!、?!!!!?、???、。
。
、、
。
?!
^_^
e.
ドーはドーナツノード
レーは檸檬のレース🍋
Mii刃民家~而已~
JRDYEBGGJMYYIMJJLGBT
f.
oh!アルジェリア。忘れないでアルジェリア
あなたはアルジェリア。ワンダフルアルジェリア!
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g.
ワックス サックス タックス ダックス マックス ラックス
S
②
マイリギの葉朽ちし日も、エンジチョウの羽ばたき影作りし日も、遍く時々刻々マラル池に橋の浮びしこと此の村の村民周知のことなりけり。橋架からずしてまったき浮かぶ。此れ不思議なことなれども、生まれし頃より在りしかば、誰も不思議とは思はず。
或る日遠方より出し土人(どじん)の一人、「我世にも珍しきこの橋渡ってみむとす、あなおかし」と給ひて足一つ踏み出すに、村民情念たぎらせ、錐(きり)にて開けし木々の節穴よりこの光景をば見むとす。
土人、橋に足乗ることなく踏み外し池に落つること村民の夢想に違わぬことなれども、村民の一人此の時誤りて、口より豆を放つ。豆一寸に満たぬ大きさなれど、「パチャン」なる音立てて池に落ち、土人と融合す。
混ざりし奇物大きさを増し、巨大な傘の如く村を覆いけり。されども村民不安になることなく寧ろ安堵に満たされけり。土人に感謝せしものまで現れる始末なり。
此れ村民の代々心優しきことかな。
Z
③
国家の誕生、あるいは国旗
現在我々がアルジェリアと呼んでいる土地はかつてカテナトランと呼ばれていた。
カテナトランは現地語で”夜を分つもの、あるいは帝王”という意味であった。
カテナトランには夜行性の人類がいた。
彼らを大きく二つの種族に分けられた。
スタリチオとムリチオである。
前者は夜空を埋め尽くす星を神として、後者は夜空を照らす月を神としてあがめていた。
星と月は争う。
どちらが夜空の支配者か、どちらがカテナトランの支配者か。
戦いは凄惨を極めた。
お互いに相手の領土の木々を切り倒し、もやし、土の中に埋めた。
木陰を失った者たちは常に陽に焼かれることとになった。
皮膚が融けた。
どろどろ融けた。
皮膚は緑色、もしくは白色の液体となって大地を染めた。
皮膚の溶液は見た目以上に粒子が大きく、土の上にまるで垢のように堆積した。
大地は次々に染まっていった。
白、白、白。緑、緑、緑。
緑、白、緑、白。
白、緑、白、緑。
大地の95%が彼らの皮膚(正確には皮膚が融けたもの)に覆われた時、ある子供が笑いだした。
笑いながら皮膚の溶液を弄んだ。
「カシャ、カシャ、カシャ。カッシャッシャ(今の言葉で言うならば、「ハッハッハ。ハハハハ。」)」
笑いは伝染した。
最初は他の子供が笑った。
「カッシャッシャ。」「カシャ、カシャ、カシャ。」「カッシャッシャ。」
次は大人が笑った。
「カッシャッシャ。」「カシャ、カシャ、カシャ。」「カッシャッシャ。」
スタリチオもムリチオも関係なく笑った。
「カッシャッシャ。」「カシャ、カシャ、カシャ。」「カッシャッシャ。」
「カッシャッシャ。」「カシャ、カシャ、カシャ。」「カッシャッシャ。」
何時の間にか戦いは止んだ。
笑いの国、アルジェリアが誕生した。
H